スバル・レヴォーグ(VMG)のフロントスピーカーを自分で交換してみました。音質にはこだわりたくも、出費は抑えたく、carrozzeriaのスピーカーにKENWOODの金属製インナーブラケットを組合せ、更にはcarrozzeriaの音質向上パッケージを適用してみました。購入価格から取付け手順、取付け後の注意点(レヴォーグの助手席側パワーウィンドウのリセット方法)などをご紹介します。
カースピーカー carrozzeria(TS-C1736SⅡ)
オートバックスで各社のスピーカーを聞き比べ、Youtubeも参考にした結果、最終的にcarrozzeriaのTS-C1736SⅡを購入することにしました。価格(購入日:2023年3月26日)は、楽天市場で29,180円(税込み)。
インナーブラケット KENWOOD(SKX-402S)
当初、carrozzeriaのスピーカーに、carrozzeriaの金属製インナーバッフルを組み合わせようと考えましたが、カタログで希望小売価格を調べるとドア2枚分1セットで13,200円。今後のリアスピーカー交換を考慮すると、スピーカー本体が買える出費になるため見送り、carrozzeria以外で金属製のインナーバッフルがないか調べて見つけたのが、KENWOODのインナーブラケットSKX-402S。価格(購入日:2023年3月26日)は楽天市場で4,629円(税込み)。
音質向上パッケージ carrozzeria UD-S702
大掛かりなデッドニングは難しそうですが、carrozzeriaのUD-S702なら簡単&気軽に音質向上を図れそうなため購入。価格(購入日:2023年3月26日)は楽天市場で5,485円(税込み)。
ドア内張の剥がし方(対象車種:スバル・レヴォーグVMG)
ドア内側2ヶ所のネジを緩め、”内張はがし”を使って内張を剥がします。
剥がした内張りを真上に少し持ち上げ、最後にロッドとカプラーを外したら、内張剥がし完了です。カプラーを取外し忘れて強引に引っ張ると、断線など損傷の恐れがあるため、ご注意下さい。スピーカー取付け後の内張の取付けは、取外しの逆手順で行ないます。
音質向上パッケージの施工
3ヶ所のネジを緩めて純正スピーカーを取外してから、音質向上パッケージを施工します。
先ずは、付属の青テープを透明の防水シートの端に貼付けて補強します。
次は取扱説明書を参考に、車種ごとに決められた位置に制振シートや制振パッドを貼り付けます。
ドア内張にも取扱説明書を参考に制振シートを貼付ければ、完了です。
インナーブラケット(KENWOOD SKX-402S)の取付け
KENWOODのアルミダイキャスト製インナーブラケットSKX-402Sの取付けは、ブラケットをネジ止め後、防振ラバーをはめ込むだけ。
スピーカー(carrozzeria TS-C1736SⅡ)の取付け
事前にスピーカー付属の防振パッキンをスピーカー本体裏面に貼り付けておきます。あとはインナーブラケットにネジ止めするだけ。音質向上パッケージを施工する場合は、ネジ止め後のスピーカー表面に遮音クッションを貼り付けます。
※carrozzeriaのスピーカー(TS-C1736SⅡ)とKENWOOD インナーブラケット(SKX-402S)の互換性は、全く問題なし!
純正トゥイーターの取外し(対象車種:スバル・レヴォーグVMG)
“内張はがし”があれば、Aピラーカバーを簡単に剥がせますが、写真①の黄色いフックを外す必要があります。ラジオペンチなどの工具を準備しておくと、作業が捗ります。Aピラーカバーを外せば、トゥイーターのカバーも簡単に外せます。純正トゥイーターの取外しは、ネジを緩めてカプラーを取外すだけです。
トゥイーター(carrozzeria TS-C1736SⅡ)の取付け
carrozzeriaのトゥイーター(TS-C1736SⅡ)が純正トゥイーターの取付け位置にハマらない場合、先端を切断して調整します。レヴォーグ(VMG)に取付ける際は、トゥイーター片側を溝に沿って切断します。トゥイーターの取付けは、カプラー接続後にネジ止めするだけです。最後に付属の遮音パッキンを取付ければ完了です。
【対処法】運転席側から助手席側のパワーウィンドーが開閉できない
全ての作業を終えて、動作確認したところ、運転席側から助手席の窓が開閉できないことに気がつきました。助手席側のスイッチでは、助手席の窓を開閉できるため、運転席側のカプラー接続に問題がないか、再度、内張を剥がしてチェックしましたが、問題ありませんでした。ディーラーに問い合わせたところ、助手席窓の挟み込み防止がリセットされている可能性が高いとのご見解と対処法を教えて頂きました。対処法は、助手席側のスイッチで窓ガラスを閉め、閉まった後もスイッチをそのまま5秒間キープするだけ。実際に試してみると、即、問題解決!運転席側から助手席の窓を開閉できるようになりました。