2024年3月16日(土)、ジブリパークの「魔女の谷」がオープンして、全5エリアが開園しました。毎月10日の14時から2ヶ月先のチケット販売が開始されるため、3月10日(日)に5月上旬のゴールデンウイーク中の”ジブリパーク大さんぽプレミアム”を家族分 購入し、4月中に公式ガイドブックで予習して、はじめてのジブリパークに行ってきました!当初は連休中の混雑と子どもの体力を考えて「ジブリの大倉庫」と「魔女の谷」、「もののけの里」の3エリアをまわれたらいいかな…と考えていましたが、1日で5エリア全てを制覇することができました。これから、はじめてジブリパークに行かれる方に、少しでも参考になればと思い、情報発信させて頂きます!
チケットは「ジブリの大倉庫」朝イチ入場のプレミアム券がおすすめ
“青春の丘”の「地球屋」、”どんどこ森”の「サツキとメイの家」、”魔女の谷”の「オキノ邸」、「ハウルの城」、「魔女の家」の建物の中を観覧するにはジブリパーク大さんぽ券プレミアムが必要になります。1つでも観覧したいところがあれば、迷わずジブリパーク大さんぽ券プレミアムを購入しましょう。
チケットの種類と料金|ジブリパーク (ghibli-park.jp)
チケット購入時は「ジブリの大倉庫」への入場時間を指定しなければなりません。「ジブリの大倉庫」は入場後の時間制限がないため、時間経過と共に入場者が増えて混雑が予想されるため、入場時間は朝イチの時間帯をオススメします!
「ジブリの大倉庫」の観覧ルート
「ジブリの大倉庫」に朝9時入場のチケットを購入して、ゴールデンウィーク中の5月3日 8時45分頃に現地に到着しましたが、入場待ちの長蛇の列(約130m)に驚かされました!もう少し早く来るべきだったと後悔しましたが、9時10分頃に入場できました。
出口側から回り込み「小人の庭」と「天空の庭」で撮影後、「子どもの街」へ
入場後は、混雑を避けるため、出口側から回り込み、アリエッティの気分が体感できる「小人の庭」、ロボット兵に会える「天空の庭」で撮影後、「子どもの街」に向かいましたが、ほぼ順番待ちすることなくスムーズに回れました。11時過ぎ、このエリアに戻ると、どこも混雑して順番待ちしていたので、逆回り作戦は大成功!「子どもの街」は、空いていれば時間制限なく子どもが遊べるので、少しでも長く遊ばせたい時は、早めの時間帯をオススメします。女の子のトイレはキラキラした竜宮城、男の子は線路を踏み越えてトイレに入る楽しいデザインに楽しみながら楽しみながらトイレ休憩できるのもいいですね。
「冒険飛行団」で早めのお買い物
オリジナルグッズを購入できる「冒険飛行団」がオープンするのは、「ジブリの大倉庫」の入場開始の30分後、平日は10時半、土日祝日は9時半になります。
「冒険飛行団」は「ジブリの大倉庫」の出口付近にあり、通常なら「ジブリの大倉庫」を満喫して、最後にお買い物する流れになりますが、買い物客で店内が混雑し、レジ待ちするらしく、オープン直後の9時半過ぎに入店しました。既に店内は混雑していましたが、一通り店内を一周して、9時40分頃、レジで順番待ちすることなく、飛行石と湯婆婆の指輪、ジジのバッジを購入することができました。
小腹が減ったら「シベリあん」
「冒険飛行団」のすぐ近くには「ミルクスタンド シベリあん」があります。「冒険飛行団」での買い物後、2~3組が並んでいるくらいで、直ぐにシベリあんが買えそうでしたが、ホテルビュッフェでシッカリ腹ごしらえしていたので、今回、シベリあんの購入は見送りました。
「にせの館長室」の湯婆婆と「電波室」のオスカー像を眺める
「子どもの街」や「天空の庭」から「冒険飛行団」に向かう際、通りがかる「にせの館長室」と「電波室」。「冒険飛行団」での買い物後に中央階段に向けて移動すると、再び通りがかるので、ジックリ眺めたり、写真を撮影したり、ここでも順番待ちはなく、スムーズでした。
中央階段
中央階段に向かう途中、ベンチにまっくろくろすけを発見!
「ジブリのなりきり名場面展」 9時50分頃からの順番待ちで・・・待ち時間60分
9時50分頃、中央階段から「ジブリのなりきり名場面展」に向かうと入場待ちの列が伸びていました。最後尾に並びましたが・・・「ジブリのなりきり名場面展」の入口に辿り着いたのは・・・10時50分頃、待ち時間は約60分でした。上記の通り、「ジブリの大倉庫」へ9時10分頃に入場して、①→⑤の逆ルートで混雑を避けながら観覧や買い物で楽しんでいましたが、「ジブリのなりきり名場面展」には出遅れる結果となりました。ただ、空調の効いた快適な環境ですし、途中、まっくろくろすけやこだまが現れ、さほど退屈せず、体感では60分よりも短く感じました。
「ジブリのなりきり名場面展」に入ると、千と千尋の神隠しのカオナシのフォトスポットがあります。カオナシ以外は順路はなく、自由に好きなエリアに行って撮影できます。入場前のような長時間の順番待ちもなく、楽しめました。
思い出のマーニーのフォトスポットの隣に名場面がまとめられています。2F出口近くのため、答え合わせのようですね。
11時15分頃、2F出口から中央階段付近を眺めると、入場待ちの列の長さに驚かされました。恐らく、90分~120分ぐらいの待ち時間ではないでしょうか。やはり、「ジブリの大倉庫」への入場時間は朝イチを指定した方が良さそうです!
入場待ちの時は全く気がつきませんでしたが、「ジブリの大倉庫」を見終わって屋根を見上げるとアオサギを発見!
映像展示室オリヲン座
入場時にスタッフの方から鑑賞券が配られます。「ジブリのなりきり名場面展」で撮影を済ませて通りがかると、オリヲン座で入場案内していました。一見、順番待ちはなさそうでしたが、立ち見席なら直ぐ案内して頂ける状況でした。こちらの短編アニメーションは、三鷹の森ジブリ美術館でも上映されているようですので、今回は見送りました。
案内所でジブリパークのリーフレットを入手
入場するときに下った階段の近くにあり、リーフレットをもらえます。「ジブリの大倉庫」についてはあまり詳しく書かれていませんが、ジブリパークのマップや無料園内バスのルートやバス停の場所がわかるので、「ジブリの大倉庫」を出る前に入手しておくと便利です。
公式ガイドブック
「ジブリの大倉庫」内の地図やエリアの紹介は、公式ガイドブックに詳しく書かれています。新装版も発売されたようですので、「ジブリの大倉庫」の行きたいエリアや観覧ルートを事前確認するのに入手してはいかがでしょうか。
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ジブリパークの公式ホームページにも「ジブリの大倉庫」の地図や見どころが紹介されているので、ご確認下さい。
「ジブリの大倉庫」の次は「魔女の谷」へ
稲楼門(とうろうもん)
「ジブリの大倉庫」から南側に約190m歩くと「どんどこ森」への入口、「稲楼門(とうろうもん)」があります。千と千尋の神隠しに登場する「油屋」を思わせる造りですが、以前、名古屋市内にあった旧料亭「稲本」 の楼⾨を移設・復元したようです。稲楼門から東側に約100m歩けば「魔女の谷」の入口です。
「魔女の口」
遠くからでも直ぐわかる「魔女の口」。口はトンネルになっていて、トンネルの先には、すべり台など、子どもの遊び場があります。
「魔女の谷」の入口
「魔女の谷」の入口に到着。時刻は11時30分頃でしたが、順番待ちはありませんでした。スタッフの方にチケットを確認してもらい、いざ入場!すると、直ぐ右手にレストラン「空飛ぶオーブン」が見えてきましたが、店内は満席で数組が順番待ちしていました。時間に余裕があれば、「空飛ぶオーブン」でゆっくり食事したかったのですが、今回は先を急ぎ、先ずは魔女の家を内覧しました。
グーチョキパン屋
「魔女の家」の後、11時45分頃に楽しみにしていた「グーチョキパン屋」に到着!しかし・・・店の裏まで入店待ちの長蛇の列が伸びていて最後尾がわかりません・・・。公式ホームページの待ち時間を検索すると・・・120分待ち。さすがにグーチョキパン屋を諦めました。
「グーチョキパン屋」から「ハッター帽子店」の方に歩いて行くと、「グーチョキパン屋」の車庫(KIKIのマークの下)でパンをセット販売していました。信じられないことに・・・順番待ちの列は見当たりません。スタンダード(カヌレ、メロンパン、ソーセージロール、シナモンロール)のパンセットを2000円で購入しましたが、どれも美味しかったです!
メリーゴーランド
午前11時50分頃、「小さな小屋」でチケットを購入して、真っ直ぐ、メリーゴーランドに向かいましたが、意外にも順番待ちの列はありませんでした。メリーゴーランドは、ハウルの動く城の曲 人生のメリーゴーランドをBGMに動き出し、とても優雅な雰囲気で、一瞬で世界観に引き込まれました。とても良かったです!
ハウルの動く城
“かかしのカブ”を見つけ近づくと、近くに小道に“ヒン”がいたので、思わず撮影しました。“カブ”はフォトスポットとして人気があり、順番待ちしていましたが、ハウルの城に向かうと順番待ちはなく、スタッフの方にプレミアム券を提示して、玄関ドアから城に入り、ハウルの寝室などを見ることが出来ました。プレミアム券を購入して、本当に良かった!
ハッター帽子店
ハッター帽子店は、狭い店内が買い物客で大混雑していました。綺麗なキャンディー缶が並んでいましたが、一方通行で少しずつ前に進まなければならず、お土産を選びきれず、出口に到着・・・。でも大丈夫!「魔女の谷」のお土産は「13人の魔女団」で購入できます!
13人の魔女団
「魔女の谷」のオリジナルグッズが購入できる「13人の魔女団」、「魔女の谷」の出口近くにあります。ここではキキのぬいぐるみと、カルシファーのゆらゆらキャンドルライトを即決で購入!
昼食休憩後「もののけの里」へ
「魔女の谷」を出たら、直ぐ目の前にあるモリコロパークの大芝生広場で「グーチョキパン屋」のパンを食べ、軽めのランチを済ませて、歩いて「もののけの里」に向かいました。途中、ネコバス乗り場を発見!「もののけの里」の後、ネコバスで「どんどこ森」に向かう作戦を考えていましたが、ネコバス待ちの列ができていました・・・。「もののけの里」での滞在時間も予想できなかったため、時間指定のネコバス利用券の事前購入は諦めて、取急ぎ、「もののけの里」に向かいました。
13時頃、「もののけの里」に到着!入口のスタッフの方にチケットを提示して入場すると、タタリ神と乙事主が現れます。
乙事主は背中がすべり台になっています。雨天時は利用できないようです。
※利用対象:小学生(12歳)以下
タタリ神のオブジェは、今にも動き出しそうで迫力満点です。
タタラ場では五平餅炭火焼体験が出来るようですが、昼食後のため興味が沸かず通り過ぎ、休憩処でお土産を購入しました。「もののけの里」のジャーキーはプリマハムが製造していて、辛すぎず、固すぎず、噛めば噛むほど、牛肉のうま味が感じられ、子供にも大好評でした。もっと買っておけば良かったです・・・。
休憩処の近くで見つけたジブリパークのマンホール。よく見ると、迷路になってます。
モリコロパークの園内バスを利用して「どんどこ森」へ
「もののけの里」を見終わり、園内バスのバス停 E2に向かい、13時22分発の「どんどこ森」行きのバスに乗り込みました。E2(もののけの里)から終点のE7(どんどこ森)までの所要時間は遅延がなければ約14分。バス運賃は無料です。「どんどこ森」には徒歩でも行けますが、距離があるため、体力を消耗し、時間も消費してしまいます。1日でジブリパーク5エリアを制覇するには、効率的に園内バスを活用しましょう。ちなみに、園内バスの運賃は無料です!
バス停 E7に到着すると、かなり混雑していました。行き先案内板を参考に「サツキとメイの家」を目指して、右側に歩いて行きましたが・・・「サツキとメイの家」から「どんどこ森頂点」に向かう際、登山口の登り階段が待ち構えています。正直、かなり疲れました。足腰や体力に自信のない方はスロープカーを利用すれば、階段を登らなくても「どんどこ森頂点」へ行くことが出来ます。
「サツキとメイの家」
ここでもスタッフの方にプレミアム券を提示して、注意事項の説明を受けて、いざ!「サツキとメイの家」へ。家の中は撮影禁止のため、お父さんの部屋は外から撮影しました。家の裏には井戸があり、手押しポンプを動かすと本当に水が出てきます。底に穴の空いたバケツもありました。
「サツキとメイの家」から「どんどこ堂」に向かう近道は・・・
「サツキとメイの家」を見終わり、「どんどこ堂」へのルートを探し始めると・・・すぐ近くに登山口への入場待ちを発見!登山口の先は・・・頂上の見えない急階段・・・。朝からパーク内を歩き回り、足も疲れていたので急階段は登りたくありませんでしたが・・・残念なことに「どんどこ堂」への近道でした。
登山口から急階段を登りはじめ、約2分で八合目・・・
八合目まで来れば、あとは、なだらか道。登山口から約3分半で山頂に到着・・・
「どんどこ堂」は高さ約5メートルの木製遊具。小学生までの子どもが遊べます。元気な男の子が「どんどこ堂」の出入口でドンッ!と頭を強くぶつけ痛がっていたので、お子さんが頭をぶつけないように気をつけて下さい!
どんどこ売店では、お守り袋やキーホルダーが買えます!「ジブリの大倉庫」の「冒険飛行団」や「魔女の谷」の「13人の魔女団」では目にしなかったので、ココでも迷わずお土産を購入しました。
「どんどこ堂」で遊び、どんどこ売店でお土産を買ったら、どんどこ号で「どんどこ森」を下ります。どんどこ号は順番待ちしてから、2便目に乗ることができました。
どんどこ号で下ると、サツキがトトロに出会ったバス停があります。このバス停ではバスに乗れないので、撮影を済ませたら・・・急いで園内バスのバス停E7へ!
園内バスのバス停E7から「青春の丘」を目指す!
バス停E7は「どんどこ森」から移動する観光客で混雑していました。バス待ちの最後尾に並び、次の便には乗れないかな・・・と諦めていましたが、ギリギリ乗り込むことが出来ました。急いでバス停まで来た甲斐がありました。バスがE7を発車すると、直ぐ次のバス停E6(日本庭園)に到着しますが、満員のバスから降りる人はおらず、バス停E6で待っている人は誰も乗れませんでした。次のバスも恐らく満員だと思います。この時間帯はE6ではなくE7のバス停を利用した方が良さそうです。
「青春の丘」
「どんどこ森」のバス停E7で乗った園内バスで終点E1まで向かい、バスを降りたら歩いて「青春の丘」の入口を目指します。下図の△1→3→4の順に階段を下ると、最短ルートで入口に辿り着けます。
「地球屋」の入口に着いたのは15時15分頃、ほぼ並ばずに入ることが出来ました。
ロータリー広場の公衆電話は受話器を取ると・・・声が聞こえてきます。そして、猫の国行きのバス停(青春の丘)は撮影スポットになっていました。15時半頃に「青春の丘」を見終わり、ジブリパーク全5エリアを制覇することができました!
最後は駐車場に戻るだけですが、モリコロパークの西駐車場を利用したため、バス停E1に戻り、E5(西口広場)で降りて西駐車場へ戻りました。最後に駐車場の情報です。
駐車場は モリコロパーク西か北1(料金:1000円/日)
車でジブリパークに来園する際は、モリコロパークの駐車場を利用することになります。モリコロパークには複数の駐車場がありますが、「ジブリの大倉庫」に近い駐車場は、北1駐車場(普通車:850台)か西駐車場(普通車:390台)の2択になります。北1駐車場は広いですが、ジブリパーク以外の来場者も利用するため混雑するようです。西駐車場は比較的すいているらしく、「魔女の谷」や「どんどこ森」にも近いため、今回、西駐車場を利用しました。西駐車場に駐車なら、西口案内所の近くがバス停に近くていいですよ。駐車料金は1000円/日の後払いでした。ただ、今回のジブリパーク内の観覧ルートの場合、北1駐車場を利用しておけば、最後のバス(E1→E5)に乗らずに済んだため、北1駐車場がオススメかもしれません。
以上、これからはじめてジブリパークに行く方の参考になれば、とてもうれしいです。