真夏の炎天下、1級遮光(99.99%)のサンシェードの効果を検証してみた。
サンシェードの効果検証!
2021年7月25日、晴れ時々くもり、車外温度は35℃の夏日に、STIから販売されている遮光率99.99%(カタログ値)、フロントガラス全面をカバーできるサンシェードの効果を検証しました。
車の窓とドアを閉めた密閉状態でフロントガラスにサンシェードを取付け、2時間放置後にダッシュボードの表面温度を測定して、その後、サンシェードを取外して、5分後のダッシュボード表面温度を測定してみました。
【実験方法】
① フロントガラスにサンシェード(遮光率99.99%)を設置
② 2時間後にダッシュボードの表面温度を測定
③ サンシェードを取外し、5分後にダッシュボードの表面温度を再測定
【実験結果】
サンシェード使用時のダッシュボードの表面温度は63.3℃でしたが、サンシェードを取外して5分経過後に測定したダッシュボードの表面温度は77.3℃!わずか5分間で14℃も上昇する驚きの結果となりました。
ダッシュボードの表面温度が何℃まで到達するか?測定を試みましたが、上記の実験直後、あまりの暑さに温度計がエラー(雰囲気温度40℃オーバー)画面に切り替わり、実験は終了。
後日、ダッシュボード表面の到達温度(サンシェードなし)の測定を試みましたが、使用していた温度計の測定温度の上限が80℃だったため、再びエラー画面に切り替わり、断念・・・。
残念ながら、ダッシュボード表面の最高温度は測定できませんでしたが、サンシェードがなければ80℃以上に達しているようです。ご注意下さい。
サンシェードの取付け・取外し作業は面倒ですが、車内の熱気が緩和され、エアコンの効きが改善されるだけではなく、熱に弱いグッズのダメージ軽減にも繋がります。サンシェードをお持ちでない方は、是非、購入をご検討下さい。
サンシェード選びは遮光率とサイズをチェック!
カー用品店やネットショップで車用サンシェードを調べると、種類が多すぎて、どれを選べば良いか悩みますよね。
遮光率が低いサンシェードでは日よけ効果が期待できず、サイズが小さすぎると、根本的に直射日光を防げないため意味がありません。夏場の車内温度の上昇をおさえたいなら、遮光率が高く、フロントガラス全面をカバーできるサンシェードを選びましょう。
今回の検証で使用したサンシェードは、STIから販売されている1級遮光(遮光率99.99%)のステアリングカバー付きサンシェード。アンモニアなどの悪臭にのみ反応する防臭・消臭効果もあるそうです。
サンシェードを取付ければステアリングは熱くならないので、ステアリングカバーは不要ですが、サンシェードの実力は本物です!
実験で使用した温度計(体温計)
今回、ダッシュボードの表面温度は、シチズンシステムズの非接触タイプの電子体温計CTD711を用いて測定しました。
新型コロナウィルスの感染拡大後、日常的な体調管理のため、非接触タイプの体温計をご購入された方も多いかと思います。
ただ、非接触タイプの体温計は、測定の度に異なる値が表示されて、困惑された経験はありませんか。
シチズンの体温計CTD711は、測定値の再現性が高く、体調の変動を正しく把握できるため安心して利用できます。
体温測定以外に物体表面温度測定モードや室温測定モードが備わっており、今回は物体表面温度測定モードでダッシュボードの表面温度を測定してみました。