子どもを体験型アート・ネットの森で遊ばせたくて、彫刻の森美術館を訪れました。お得情報や館内の様子をお伝えします。
毎週土曜日はファミリー優待日
中学生以下のお子さんと家族で彫刻の森美術館に行くなら、土曜日がオススメです。毎週土曜日はファミリー優待日で保護者1名につき小・中学生5名まで無料で入館することができます。更に、チケット購入時に以下のURLの割引券を提示すれば、1人あたり100円割引されるので、小中学生1名と大人2名の3人家族ならば1000円も得する計算になります。
混雑を避けるなら、朝9時の入館を目指す
人気観光地の箱根は、週末に朝10時を過ぎると箱根湯本駅の手前から渋滞に巻き込まれる確率が高まります。2022年7月30日(土)、彫刻の森美術館が開館する朝9時の入館を目指して、朝8時半頃に箱根湯本駅を通過しましたが、既にクルマの交通量が多く、宮ノ下の交差点を左折するまで混雑していました。箱根の渋滞を回避するなら、彫刻の森美術館に限らず少し早めの出発をオススメします。
他に、早い時間帯に彫刻の森美術館へ行くメリットとしては、①館内の人気エリアの混雑を避けられる(コロナ対策)、②駐車台数に制限がある屋内駐車場を利用できる(真夏の炎天下を回避)、③早めの帰宅で帰路の渋滞も避けられる、④次の目的地に行く時間的な余裕が確保できる、など色々と挙げられます。
子ども向けの体験型アート ネットの森
小学生以下の子どもがネットの中で遊べる体験型アート作品のネットの森は、カラフルなネットが不思議な空間を創り出しています。白いマットはクッション性が高く、万が一、転んだり落ちたりしても安心です。今回、娘をネットの森で遊ばせたくて、彫刻の森美術館に訪れましたが、朝9時の開館時刻に入館後、寄り道をせず、真っ先にネットの森を目指した結果、15分くらいだったでしょうか、娘ひとりでノビノビと遊ばせることが出来ました。
ちなみに、大人は付き添い以外、白いマットの中には入れません。ネットの中や頂上の景色は、子どもしか見ることが出来きません。残念。
館内の展示物
ネットの森以外にも、宇宙的色彩空間、目玉焼きのベンチなど、目を惹かれる展示が数多くあります。ただ・・・幸せを呼ぶシンフォニー彫刻は、真夏に登頂するのは結構大変です。下りは平衡感覚がおかしくなり、少し身の危険も感じました。幸せを呼ぶシンフォニー彫刻の近くには、足湯もあり、足の疲れや冬場には冷えの解消ができそうですね。
ネットの森の近くにある星の庭は自由に出入りできる迷路になっています。いざ挑戦すると通路の壁が高く、周囲が見渡せないため、大人でも方向感覚が失われそうです。子どもだけでは迷子になりそうなため、ご利用の際は付き添ってあげて下さい。
最後に2019年7月にリニューアルされたピカソ館。館内に足を踏み入れると・・・エアコンがしっかり効いていて癒やされます。絵画だけではなく、陶芸作品など、総数116点が展示されています。子どもと一緒に注目したのは、ピカソが絵を描いては上書きして修正を繰り返しながら構想を練る様子をとらえた動画です。以下、彫刻の森美術館のホームページからの引用になります。子どもと大人では受け止め方が異なりますが、家族で楽しく観賞できるのでオススメです。
ミステリアスピカソの放映
ピカソが描き出す絵だけをとらえた記録映画で、展示作品《コンポジション1955年夏》(展示室1)の原画が、実際に描かれている場面を観ることができます。下書きなしにインクペンが縦横無尽に走り、点と線で区切った部分をつなぎあわせるような制作から、ピカソの脳裏に生まれる閃きに立ち会うことができます。
常設企画展 異形のピカソ – 箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM (hakone-oam.or.jp)
自分の顔のアート作品が大型スクリーンで動き出す!
全ての展示を見終わり、出口に向かって歩いていると、最後に子どもが大喜びする体験型のアート作品?があります。手前のモニターで顔認識すると、奥の大型スクリーンに自分の顔をしたアート作品が登場して面白い動きをします。上級者になると変顔を連発して楽しんでいました。帽子、眼鏡、マスクをしていると顔認識されにくいようです。コロナ禍のため、マスクを外すときは周りの人と距離を取って、モニター前で顔認識するようにしましょう。